南北戦争で出会った二人の少年の話、『Pink and Say』

中古・格安で手に入れたパトリシア・ポラッコ著の『Pink and Say』。
悲しいストーリーでした。

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Pink and Say パトリシア・ポラッコ著

アメリカの南北戦争が舞台。奴隷制度を廃止しようとする北部と、存続したい南部との戦争。
Union(ユニオン・北部の軍)の兵隊だった少年Sheldon(Say)が怪我をして死を覚悟したときに、同じく兵隊だった少年Pinkus(Pink)に助けられます。Pinkの家に逃げ込んで、二人は友達になります。

二人とも早くそれぞれの持ち場へ戻らなければなりません。でもSayは戻りたくありません。でもPinkに説得されて、戦場に戻る決心をしてまさに家を出ようとしたところで、またまた二人の運命は激変します。

二人は南の軍に連行され、キャンプに収容されます。二人はそこで引き裂かれ、二度と会うことはありませんでした。Pinkは黒人、Sayは白人。最後にPinkが欲したのは、リンカーンと握手した手であり友人Sayの手だったのは象徴的です。

本を読み進めてPinkのその後を知った時には絶句しました。一読者である自分が、怒りより先に茫然としてしまう感情。これほどにあっけなく、人の人生を左右する道理があるなんて信じられません。一方Sayは何とか生き延びて、結婚し子どもに恵まれ、孫にも恵まれます。

Sayは子どもや孫に、南北戦争のことやPinkのことを語り継いでいます。何世代かを経て、玄孫であるポラッコが父から伝えられます。なんて素敵で悲しく残酷なのでしょう。そういう複雑な感情が入り乱れるストーリーでした。Sayは兵役につく前に、リンカーンと握手しています。お父さんがポラッコに、「この手はリンカーンと握手した手に触れた手に触れた手に触れた・・・・手なんだよ」と言います。その手は触れると暖かく、重たい歴史と今の平和を感じたことでしょう。

英語だけじゃない英語多読

ところで私は歴史に弱く、世界史はおろか日本の歴史ですら中学生以下です^^;多分。
でも洋書で得たアメリカの歴史は頭に残っていて、独立戦争や南北戦争の背景は理解しています。教科として勉強して得た知識ではなく、娯楽として洋書を読んで得られた副産物的な?もの。
そういう知識がなかったら、この絵本を読んでも面白さが半減どころか、さっぱり意味がわからなかったかもしれません。
好きでする読書から得られる情報って、やっぱりすごいなと思いました。生きる力、喜びの力、幸せの力になるな~と。
多読をしていてよかったと思います。英語だけではなく、英語での読書を通じて様々なことを知れるのですから。

800万語超えて、今は900万語をゆっくり目指しています。今いろいろな本を平行読みしています。Harry Potterの3巻『Harry Potter and the Prisoner of Azkaban』と、ついに手が伸びたゲームオブスローン!『A Game of Thrones (A Song of Ice and Fire, Book 1)』です。これらは超ゆっくりペースで進めています。この他英語の絵本や児童書などをサクサクっと読んだりもしています。

のろまペースでも読んだ語数は決して減らないのが多読のいいところ^^

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